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津波被害者を支援するJALの活動と再上場後の株価

経営不振に陥ったJAL(日本航空株式会社)は、2010年2月に上場廃止となりました。
しかし、2012年9月、およそ2年半という短期間で再上場を果たしました。
その業績回復の異例の速さには注目も集まりました。

さて、JALが上場廃止となってから再上場を果たすまでの間、日本では歴史に残る大きな出来事が生じました。
2011年3月の東日本大震災です。
この時、東北地方を中心とした東日本の各地で大きな被害が生じました。
こうした中、JALは被災地への緊急支援を実施します。
被災地への臨時便を運航し、支援物資を無償で輸送したり、東北に向かう支援者を無償で搭乗させたりすることによる支援です。

また、津波被害を受けた東北の人々への支援活動にも積極的に加わりました。
例えば、津波被害のとりわけひどかった宮城県の仙台市若葉区荒浜や名取市では、塩害農地の再生プロジェクトに参加します。
塩害に強い綿花を栽培し、農地の再生を目指すという「東北コットンプロジェクト」です。

さらにJALは、機内食に東北産の食材を利用したり、会員誌や機内誌や機内ビデオで東北の現状を紹介したり、外国人向け情報サイトに東北の観光情報を多言語で公開したりするなどの形で、被災者支援に積極的に携わってきました。
また、JALの利用者に付与される「マイル」を寄付として受け付けることによっても、被災地を支援しています。

さて、こうした支援活動を実施してきたJALですが、最後にその株価にも注目しておきましょう。
再上場を果たした2012年9月19日、JAL株には3,810円という初値が付きました。
翌年9月に1:2の株式分割をしているので、現在の価格にあうように調整すると1,905円となります。
その後、株価は順調に上昇してゆきます。
2016年3月3日現在、JALの株価は4,049円となっています。
初値と比較すると2倍以上の価格です。